飛騨日日新聞

白川村のありのままの日常を

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2020.12.25

山本慎一郎さん/山本佐太郎商店


岐阜市の老舗油問屋「山本佐太郎商店」4代目の山本慎一郎さんは、2019年5月からの1年間、白川郷学園8年生(中学2年生)とともに「村民学」の授業を通して白川村の新しいお土産開発に挑戦しました。16人の子どもたちともに、村民に愛されるおやつを目指し誕生したのが、白川村産米粉を使った焼き菓子「ゆいのわ」です。

山本さんが白川郷学園8年生と出会ったのは2019年5月のこと。

学園の子どもたちが村の未来の担い手として自分たちのふるさとについて学ぶ「村民学」の授業を通して、村の新しいお土産開発として味づくり、マーケティング、プロモーション、デザインにチャレンジしました。

(ゆいのわ誕生の詳しいストーリーと授業の様子はこちらからぜひご覧ください)

白川郷が日本有数の観光地でありながら、村内の土産屋に並ぶ商品はほとんどが村外でつくられていると知った山本さんと子どもたち。

村民に愛されるおやつを目指して開発したのが白川村産米粉を使った焼き菓子「ゆいのわ」です。

ゆいのわは現在、土産物屋や飲食店など村内限定で販売されています。

山本さんは講師として授業への参画の誘いを受けたとき、当時8年生の担任だった鈴木大介先生の「学校は人との“違い”を学ぶ場所。子どもたちには“多様性”を感じて欲しい」という考えに深く共感をしたそう。

人口1600人の小さな村では会う人、関わる人の多様性がどうしても限られてしまいます。

だからこそ子どもたちに外の人との関わりを持って欲しいという白川郷学園の寛容な姿勢は、小さな村特有の閉鎖的なイメージに反しとても新鮮に感じられたといいます。

鈴木先生をはじめ、村役場の職員、授業をコーディネートする十六銀行など授業をつくりあげるメンバーの熱意を受け、山本さんは迷わずプロジェクトへの参画を決めました。

「当時8年生だった子どもたちは、次の春には卒業を迎えます。10年、20年先の白川村でもゆいのわが愛され続け、成長した子どもたちがまた別のかたちでゆいのわに関わる姿が見てみたいですね」。

1年間の授業が幕を閉じた今も、山本さんはゆいのわと子どもたちの未来に期待を寄せています。

ゆいのわ

http://kankou.shirakawa-go.org/yuinowa/

大地のおやつ

https://www.m-karintou.com/

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