飛騨日日新聞

白川村の移住情報を

発信するメディア

2023.06.14

【レポート】南部地区村民運動会が開催されました!


2023年6月4日(日)、南部地区文化会館グラウンドで南部地区村民運動会が開催されました!

南部地区村民運動会は、白川村の保木脇(ほきわき)以南の地区で毎年6月の第1日曜日に開催される行事。昭和37(1962)年から続く歴史ある運動会で、地区の村民はほぼ全員が参加します。

2020年以降はコロナ禍で実施できていなかったため、今年は4年ぶりの開催!移住者や子どもたちの中には、運動会に初めて参加する人もいて、大人も子どももこの日を楽しみにしていました。

運動会当日は快晴で、とっても爽やかな青空が広がりました!開始時間が近づくと、会場であるグラウンドに少しずつ村民が集まってきます。

運動会では、ピースチーム(平瀬1〜4組)、ハッスルチーム(平瀬5〜8組)、帰雲城チーム(その他の地区)の3チームに分かれて競い合います。トラックの周りには、それぞれのチームがテントを立てて準備万端です!

そしていよいよ9時から、運動会がスタート!

大会委員長の新谷さゆりさんや来賓の白川村長のあいさつから開会式が始まり、ラジオ体操で身体をほぐしたら、いよいよ競技の始まりです!

運動会のプログラムは全部で13種目。障害物競走や綱引き、玉入れといった定番の種目もありますが、なかなか見慣れないものもたくさん…!

各競技は子どもだけなど、出場者の年齢が限定されているものありますが、それ以外のものは誰でも自由に参加してOK。各チームの陣営では、「次の種目に参加できる人いる?」といった声も飛び交います。

最初の競技は「一升瓶水入れ」。バケツに入った色水を小さな器で一人ずつ運び、早く一升瓶を満タンにしたチームが勝利となります。このゲームでは、見事ハッスルチームが勝利!

続いての競技は「のびたのびた」。こちらも聞きなれない種目ですが、段ボールから飛び出したさまざまな長さの紐の中から1本を引き、チームごとにどんどん紐をつなげていく競技です。全員の紐を繋げ終わった時に一番紐が長かったチームが勝ちとなります。

こちらは大人と子どもが2人1組で参加するのですが、おじいちゃん・おばあちゃんとお孫さんがいっしょに競技に挑む様子がなんとも微笑ましいです。

誰でも参加できる「あめ玉さがし」は大人も子どもも、飴を探すため、粉の入った器に思いっきり顔をつっこみます!粉で真っ白になった顔を見て、会場は大盛り上がりです!

その後もグラウンドゴルフに障害物競走、保育園児と大人が踊るダンスタイム、ちびっ子が参加するチャイルドレース、数字集め、子どもリレー、綱引き、玉入れ、パックン早い者競走(パン食い競争)など、定番の競技から、ユニークなものまで種目が続きます。

競技が白熱するなか、各チームの応援も気合十分!子どもたちが中心となってフラッグを振ります。

最後の種目は年齢別リレー。10代から50代までの男女1人ずつがリレーで競います。

走りなれている人も、運動は久しぶりな人も懸命に走りますが、少しづつ差がついていき…帰雲城チームが1着でゴール!

正午を過ぎ、すべての種目が終了!心地よい疲労感と満足感いっぱいで閉会式を迎えます。

そしていよいよ結果発表。途中からは裏返してあった得点ボードがひっくり返され…

今年の優勝は帰雲城チーム!最後のリレーの勝利が優勝につながりました。帰雲城チームのみなさん、おめでとうございます!

最後は、運動会開始前に引いた宝くじの抽選会を行い、運動会の全てのプログラムは終了。

参加者の皆さん、運営を務めた公民館委員の皆さん、お疲れさまでした!

小さな子どもはもちろん、学生さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなが大いに張り切り、はしゃぎ、楽しむ南部地区村民運動会。

「コロナで地域の行事がすべてなくなり、果たしてこうした行事が必要なのかをこの4年間で改めて考えました」と開会式のあいさつで語った、大会委員長の新谷さゆりさん。

「でも地域の子どもたちが地域の行事を知らないで育っていくことはやっぱり寂しいですよね。この運動会は、歴史があるからでなく、価値があるから続けていきたいです!」と言葉を続けていました。

子どもも大人もいっしょになって、思いっきり楽しめる行事があること。それは、間違いなくここで暮らすことの価値の一つであり、ここにいる子どもたちもまた、大人になってからその意味を強く感じられるのではないでしょうか。来年の開催も、楽しみです!

トップへもどる

関連記事